あなたを作家にするプロジェクト

Intelプロモーションキャンペーン

Webサイト上で小説や写真集などを投稿してもらい一番優秀な作品を一冊、マガジンハウスから実際に書籍化して出版するというキャンペーンです。

当初のもくろみを大幅に超え、3/12のローンチから約1カ月で5000冊の応募があり、現在も増え続けています。

サイトは大きくわけると、メインのキャンペーンである「あなたを作家にするプロジェクト」と
「TVCM」CMと連動したサブコンテンツの「まぐろ占い」で構成されています。

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サイト上では登録してもらったユーザーを「作家」として扱っています。
ユーザー登録も「作家登録」、ログインすると最初に登場するページ(いわゆるマイページ)は「書斎」と呼んでいます。
他の本を探すのは「本棚」から、本に対するコメントを送ると本の帯部分に「紹介文」として掲載されますし、
ユーザーに「ファンレター」を送ることもできます。
細かい部分ですが、「作家」として本を書くという行為にどっぷり浸かれるよう、コピーも検討しました。

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まずこのサイトの演出を考えるにあたり、「本を書く」という行為をスペシャルな行為として経験できるインターフェースが
必要ではないかと考えました。
特に世の中にはブログサービスもケータイ小説を投稿できるサイトも山ほどあります。
インテルのブランドの下でやる以上それらのサービスとは一線を画すPC上での体験が必要と考えました。

そこで「本を書く」「本を読む」コンテンツでは実際に本に書いていくようなインターフェース。
BLOGなどと違い、パブリッシュされるものと入力画面が分断されていないものを考えました。
日本語の本が投稿されるので、もちろん縦書きは必須。
段組みができたりとか写真を断ち切りで配置できたりとかそういったことを違和感なく操作するために、AdobeのText Layout Frameworkを使用しています。 

Text Layout Framework自体が制作時、正式リリースされているものでないので、そのままでは任意の箇所に日本語のインライン入力ができなかったりとか色々と問題がありましたが、そこらへんは必至に裏技を編み出しできるだけ違和感ないように仕上げています。 

ページめくりもFlashの演出として消費されまくっているフリップブックのAPIは使わず実際に本を撮影したものの上にユーザーが入力した内容を、ポリゴン化して紙のめくれのカーブにあわせて張り付けるといった処理をしています。

書いた本は本棚に並び、選んで読むことができます。

書いた本は本棚に並び、選んで読むことができます。

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読者を集めるために、自分の書いた本をBLOGパーツとして宣伝したりすることもできます。

読者を集めるために、自分の書いた本をBLOGパーツとして宣伝したりすることもできます。

作者への感想を送ることができる「ファンレター」、本への感想を書いてもらえる「推薦文(本の帯)」、 書斎ではアクセス数やお気に入りされた数も確認することができます。

作者への感想を送ることができる「ファンレター」、本への感想を書いてもらえる「推薦文(本の帯)」、
書斎ではアクセス数やお気に入りされた数も確認することができます。

CMと連動したまぐろ占い。魚の気分!?で占いをしていくと、おすすめのPCが表示されます。


Launch

2010/03/12

Category

Web, Feature phone

Client

Intel

Credit

Agency: Dentsu

Production: The Strippers, Shed, つみき

Creative Director: Hisayoshi Tohsaki

Art Director: Tomoki Tachibana

System Programmer: Tomohiro Otsuka, Takeshi Namao

Flash Programmer: Yasunari Ishibashi,  Hisayoshi Tohsaki, Youichi Saito

Designer: Tomoki Tachibana, Ayako Nakatani, Momoko Takaoka, Shingo Suzuki

Production Manager: Genichirou Miyata, Takuya Suzuki

Photographer: Akira Matsumoto