アシタロボを作ろう!
Intelプロモーションキャンペーン
インテルのブランドキャンペーン、Sponsors of TomorrowのWeb・モバイルサイト。
Sponsors of Tomorrowという全世界共通のタグラインに対して、日本では「好奇心が未来をつくる」というコピーを設定。
「好奇心が未来をつくる」というコピーを体現するWEBコンテンツとして、「アシタロボを作ろう!」を制作しました。
また、インテルのCPUの発展の歴史をインタラクティブに見ていくことができる「CPUの歴史」も制作しました。
「アシタロボ」では16万人のユーザーが36万5千体のアシタロボを生み出し、そして1800万回以上対決が行われている人気コンテンツになっています。
「アシタロボ」は、109個の3Dのロボットのパーツをユーザーが組み合わせてオリジナルのロボットを作り、
育て、友達と対戦させることができるコンテンツ。
そこから生まれるロボットのバリエーションは約1633万にものぼります。
ユーザーは試行錯誤を繰り返しながら、強いロボットを作ります。
このプロセスは、発明や発見のためのプロセスを疑似体験するためのものです。
「アシタロボ」を作るには、まずはCPUを選びます。
アシタロボのパラメーターはパソコンの性能をなぞっていて、選んだCPUが実際に持っている性能により、
基本となるパラメーターが決定します。Core i7だとスピードはとても速いが携帯性はほとんどない、といった具合です。
つぎにロボットの体のパーツを選択していきます。胴体はCPUを選択した時点で決まりますが、
頭・手・足・頭につける装飾・胴体につける装飾のパーツを配置し、さまざまなエフェクトをかけられるアクセサリーを配置していきます。
それぞれのパーツにパラメーターへの加点が組み込まれている他、特殊な組合せでのボーナス点も加算されます。
アシタロボ倉庫では自分の作ったアシタロボの様子を見ることができます。
ユーザーとのコミュニケーション上で大事な仕組みとして、「代表ロボ」という仕組みを導入しています。
今回対戦は、リアルタイムにアクセスしているユーザー同士ではなく登録されているロボの中から選ばれます。
このときに対戦相手に選ばれるロボが、「代表ロボ」に指定してあるロボットになります。
この仕組みを導入した理由としては、せっかく丁寧にデザインしたアシタロボが知らないうちに負けだらけになってしまったら悲しいのではないかということが1つ。もう1つは、再来訪の動機につなげるためです。
代表にしてあるロボットは自分がサイトにアクセスしてない内に、経験値を積んでレベルが上がったりします。
5台のロボットの勝ち負けやレベルを把握するのは難しいですが、1台のロボットのレベルだったら覚えられますし、集中して育てられます。自分がアクセスしていない間にも、ロボットが成長していると思うと、つい見たくなりませんか?
今回は、モバイルサイトでもアシタロボの対決ができるようにすることが念頭にあったので、こういったユーザーがアクセスしていない間のコミュニケーションデザインも含めて、丁寧に計画していきました。
他のアシタロボと対戦することで、経験値を積み、レベルが上がります。
対戦で何を競うかというと、パソコンの利用シーンに合わせたシチュエーションに自分のアシタロボが対応できるかといったことを競います。
アシタロボがパソコンという存在をアバター化したものという一面があることも、こそっと伝える仕組みです。
対戦自体はほとんどオートで進行するシンプルなものですが、モバイルサイトでも同じ方法で対戦するようにしたいと思っていたので、シンプルな仕組みで、面白くできる方法やコピーワークを模索しました。
対戦はモバイルサイトでもできるので、電車のホームとかタクシーの中とか、トイレの間の暇つぶしに最適です。
インテルは、世界で初めてパソコン用のマイクロプロセッサ・CPUを作った会社です。
ムーアの法則で有名なゴードン・ムーアと、ロバート・ノイスの好奇心から始まったインテルが、
これまでにテクノロジーの進化にどれだけ大きな寄与を果たしているかを表現するものとして、このコンテンツがあります。
タイムラインをドラッグすることで、CPUがどれだけ進化したかが端的に分かるように表現しています。
Launch
2009/09/04
Category
Web, Feature phone
Client
Intel
Credit
Agency: Dentsu
Production: The Strippers, Shed
Creative Director: Hisayoshi Tohsaki
Art Director: Tomoki Tachibana
System Programmer: Tomohiro Otsuka
Flash Programmer: Yasunari Ishibashi, Sawako Kaijima, Youichi Saito(CPU History), Hisayoshi Tohsaki
Designer: Tomoki Tachibana
Robot Character Design: Momoko Takaoka
3D CG: easeback + tangram, DiGi PLANNET
Musician: Sunao Gonno
Production Manager: Genichirou Miyata, Takuya Suzuki
Photographer: Akira Matsumoto